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殺虫剤なのに「フルコース」「プレミアム」…“ユニーク系殺虫剤”が相次ぐ理由

2008 - 05/03 [Sat] - 00:00

【トレンド】殺虫剤なのに「フルコース」「プレミアム」…“ユニーク系殺虫剤”が相次ぐ理由

 そろそろ殺虫剤が必要な季節が近づき、メーカー各社が新製品を相次いで発表。以前に「お部屋の4角にチュッとするだけで蚊に刺されない空間を作るスプレー」(アース製薬)を紹介したが、実はこれ以外にも、ユニークな機能と名称を持つ殺虫剤がどんどん出てきている。

 “グルメなゴキブリを徹底研究“と銘打たれ、ナイフとフォークが描かれたパッケージが印象的な「ゴキブリレストラン」(アース製薬)、“ゴキブリ好みの7種の極上ブレンド”をうたう「ホウ酸ダンゴ プレミアム」(フマキラー)……。いったい、殺虫剤業界に何が起こっているのだろうか。これらユニーク商品の誕生の秘密を探った。

ゴキブリにもグルメは必要!?“効く”殺虫剤にこだわるアース製薬

 アース製薬の新製品で最も目を引くのは、ゴキブリの味覚に注目したという「ゴキブリレストラン」だ。何と、3つの味の毒餌が入っていて、ゴキブリが好みの味を選べるようになっているのだ。それだけ見ると、まるでキワモノのようだが、実はこの商品、20年以上前から行われていた実験に基づいた、画期的な商品なのだという。

 「昔、ホウ酸ダンゴは砂糖とでんぷんの塊だったんです」と、開発当時を振り返ってくれたのは、アース製薬・研究開発本部長であり、農学博士でもある根岸務氏。根岸氏はそんな白玉団子のようなモノをゴキブリは本当に好きで食べているのか、と疑問に思い、様々な味の団子を作ってゴキブリに食べさせる実験をしていたのだという。「その時に、さまざまな面白い結果が出たんです。例えば、研究室で飼っているゴキブリと家庭のゴキブリでは好みが異なるとか、チャバネゴキブリとクロゴキブリでも好みが違うとか。さらに、ゴキブリは成長過程でも好みが変わることも分かったんです」(根岸氏)。

 独自開発の置き場を選ばない六角形容器に即効成分フィプロニルを配合した三種類の味の餌が収納されている。

 その研究成果を踏まえて製品化したのが、「ゴキブリレストラン」。クロゴキブリの老齢幼虫やチャバネゴキブリの幼虫が好きな肉味、クロゴキブリの若齢幼虫やチャバネゴキブリの成虫が好む野菜味、クロゴキブリの成虫やチャバネゴキブリの幼虫・成虫が好むデザート味の3種類を用意して、種類や成育環境、成長過程の異なるゴキブリに対応する。これらをハンバーグのように混ぜてしまうと肉の味が強くて他の味が負けてしまうため、ゴキブリの幅広い食の好みに対応できないという。「この研究成果はアース独自のものなので、他に類似製品はないと思います」と根岸氏は胸を張る。

 同社の「お部屋の4角にチュッとするだけで蚊に刺されない空間を作るスプレー」も技術的には10年前にすでにあったそうだが、発売までに時間がかかった。それにはワケがある。一つは、どのような売り方をしてよいのか分からなかったのだ。それを解決したのが、ユニークな名称で、機能を全て名称で説明してしまうというアイデアだったという。電池式の「ノーマット」とユーザーを取り合うのではないかという心配もあったそうだが、「考え過ぎたり、自社製品同士での食いあいを心配したりして躊躇すると成功しないんです」(根岸氏)。商品が増えれば選択肢を広げることになるわけで、それをプラスに捉えていることが、最近相次いでユニーク商品が投入されている理由の一つだろう。

 新製品「アースノーマット 60日セットツートンBR」は、インテリア性を考えたデザインが特徴。ノーマットシリーズではブタをデザインした容器も好評だったそうだが、赤と黒のツートンカラーに直方体のスッキリしたボディは、殺虫用具というより雑貨に近い。通常のものより高価にも関わらず売れているのは、ユーザーのインテリアへの意識の高まりが、殺虫剤にまで及んでいるからだといえる。

 また、業界全体の傾向としては、安心・安全というイメージから殺虫成分を含まない製品が増えているが、根岸氏は「うちはあくまで殺虫剤メーカーですから」と言う。市場は拡大傾向にはあるものの、決して大きくはないそうだ。「当たり前ですが、殺虫剤のほうが効くんです。ただ選択肢として、市場の要求もあって発売しているのが、天然ハーブ配合商品」と言う。“ハーブ成分が虫の触覚に入って神経を興奮させることを利用し、虫を嫌がらせて寄せ付けないようにする”というのが、一連のハーブ配合商品の仕組み。虫によって効くハーブが違うので、製品の香りも違うという。

 安心・安全という意味では、「アースガーデン野菜と花を水あめで守るスプレー(あめんこスプレー)」のように、水あめで、野菜や花をアブラムシやうどんこ病から守る製品も商品化している。使われているのは水あめだから安心なのだが、水あめが酸素を遮断して虫を窒息死させる、れっきとした「殺虫剤」。植物を加害する虫を殺す事ができるから分類上農薬になるのだ。これも同社が発見したものだという。

 キンチョーの「虫コナーズ」のヒットに対して、独走は許せないと発売した「バポナ虫よけネットW」は、かつて発売を見送った製品だったそうだ。後追いになるだけに、製品名に「バポナ」という同社で最も強力な製品に付けられている名称を付け、その効果をアピール。「アリの巣コロリ つぶジェルスプレー」は、スプレーの薬剤をジェル状にすることで、葉や壁から薬剤が流れ落ちない。ジェル状なのにスプレーできる秘密は、ゲルインクのボールペンと同じ、動いていると流動性が高くなり、静止状態だと固まるジェルだという。ユニーク系の商品の内幕は、技術とアイデアが高度に結びついているのだ。

プレミアムな半生タイプは食いつきがいい!?殺虫成分不使用の“予防”にも注力するフマキラー

 ユニークな新商品では、フマキラーも負けてはいない。

 一瞬、「何がプレミアムなの?」と疑ってしまいそうになるのが、「フマキラー ホウ酸ダンゴ プレミアム」。「広島の研究所で、ゴキブリに試食させて得たデータを元に、ゴキブリが好む7つの食材を配合。ゴキブリが食いつきやすい柔らかな半生タイプです」(フマキラー・マーケティング部 課次長の大岩一弘氏)。

 面白いのは、ケースの形状が三角形のコーナー用、狭い空間に置く長方形のすきま用、正方形のどこでも用の3種類もあること。置く場所によってケースを選べると同時に、パッケージ的にも、この3種類の形違いのケースを上手く並べることで、従来16個(8個×2)しか入らなかった商品パッケージに18個(9個×2)入れられるようになったという。パッケージのサイズはそのままで、2個増量になっているわけだ。「毒餌式のゴキブリ用殺虫剤も色々ありますが、ホウ酸ダンゴは根強い人気があります。昔から使われているという信頼感があるのでしょう」と大岩さん。あちこちにたくさん置くことで安心するという人もいるという。

 誘引系の殺虫剤では、「コバエ激取れ」もインパクトが強いネーミング。しかも、これは、ニオイだけでなく、製品の色や形でもコバエを誘うようになっている。コバエが好む黒をボディカラーに、形状は多くの研究者が飛翔昆虫用トラップとして使ってきた「マレーズトラップ」の原理を応用。置くだけで、コバエが“激取れる”製品になっている。

 「おすだけベープ」は、部屋でワンプッシュするだけで、その部屋の中では12時間蚊取り効果が続くという製品。要するに「どこでもベープ」などのように電気でファンを回して薬剤を部屋中に行き渡らせるのではなく、スプレーで噴霧して、部屋中に薬剤を拡散させるという製品だ。

 「粒子径5ミクロンと小さくて軽い成分がすばやく拡散し、部屋中を漂います。蒸散性が高いので、床や壁に付いた薬品が再蒸散して効き目が持続するわけです」と大岩さん。この、粒子を細かくする技術と、噴霧の方法を考えるのに時間がかかったのだそうだ。この「おすだけベープ」は、部屋に置いておくスタンドタイプと、持ち運びに便利なスプレータイプの2種類が発売されているが、取り換え用の中身は同じ。つまり、一度、それぞれのタイプを買っておけば、後は、持ち運びも据え置きも同じ中身を使うことができる。

 さらに、「『おすだけベープ』のようなスプレータイプはすぐに部屋中に拡散しますが、その後ゆるやかに効き目が減っていきます。一方、電気の力で薬剤を蒸散し続けるリキッドタイプは薬剤が部屋中に行き渡るのに少し時間がかかりますが、一度行き渡ると、その状態をキープし続けます。薬剤が蒸散し続けるのが気になる方であれば、『おすだけベープ』は使用した後にドアや窓の開け閉めが少ない就寝前に、リキッドタイプは開け閉めの多い昼間に、という具合に使い分けることも可能です」と大岩さん。使っている殺虫成分は違うそうだが、効き目そのものはそれほど変わらないという。

 安全・安心志向を意識し、この「おすだけベープ」にしても、体内で分解されて無害になる薬剤を使っているのだそうだ。「日本の殺虫剤の基準はとても厳しいので、もともと安全性が高いんです」と大岩さん。しかし、ライオンの「バルサン氷殺ジェット」のヒット(その後、引火事故により回収)からも分かるように、殺虫成分を使わない製品に対する消費者のニーズは高い。そこで同社は“凍らせて殺す”タイプでありながら、引火性の低いガスを使うことで安全性を高めた「瞬間凍殺ジェット」を商品化。販売店の反応が非常に良いという。

 さらに、「私たちは予防商材と呼んでいますが、殺虫成分を使わない虫よけの製品も、注目度が上がっています」と、大岩氏。その代表的商品である、「虫よけ天然ハーブ」シリーズも好調なのだという。面白いのは、天然ハーブを使った虫よけなのだが、香りはハーブそのものではなく、4種類の香りから選べるようになっていること。人気は、クール・アップルミントとリフレッシュ・グリーン。爽やか系の香りが人気を集めるのだそうだ。「虫よけの効果もある芳香剤、という感じで使ってもらえるようにしています」(大岩氏)

 殺虫成分を使わない製品としては、「ダニよけトマトパワー」も面白い。トマトの熟れた実の中に含まれる「ファルネシルアセトン」という成分にダニ除けの効果がある事を発見。100%食品成分で作られた、安心して使えるダニ除けができたのだという。「子供やペットがいる家庭ではとても喜ばれているようです。ニオイもなくベタつかないので、畳やマット、布団にも使えます」(大岩氏)。この成分も殺虫剤を使わずにダニ退治ができるかどうかの実験で様々な成分を試す過程で見つけた、ダニ対策は赤ん坊がいる家庭ほど深刻な問題なので、この発見は大きいのではないだろうか。

 「殺虫成分を使わない商品の市場は大きくなってきているのですが、まだそれほど増えてはいないんです。それでも、安全や安心への関心は高まっているので、そういう製品もアピールしていきたいと思っています」と大岩氏が言うように、消費者が殺虫剤に求めるものも変わってきている。一見、ユニークな名前や機能の殺虫剤も、実は、その変化の中で生まれた製品なのだ。

5月3日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080503-00000017-nkbp_tren-ind

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